検査目的
擦過細胞診検査とは
患部、または検査対象部分を、小さなブラシや綿棒、へらなどで細胞を擦りとって検査 する方法です。
婦人科細胞診の検査はこの方法が主流です。
目的
- 検診
- 他検査(X線検査、内視鏡検査など)で精査の必要が生じた場合
- 患部の良・悪性の判定。また、感染症などの有無。
検査時間
採取された日から2〜4日で結果を報告しています。
*ただし、指導医の最終診断が必要な検体は、それより数日多くかかることがあります。
検査方法・手順
- 患部、または検査対象部分を小さなブラシや綿棒などで擦り、ブラシをスライドガラスに塗りつけて、 100%アルコールに一晩つけます。
- 翌日パパニコロウ染色(細胞診で通常使われる染色法)をし、標本作製します。
- 細胞検査士が光学顕微鏡で問題となる細胞や所見がないかどうか観察します。これをスクリーニングと言い、当院では同じ標本を複数の検査士が鏡検するダブルスクリーニングを行っており、全検体実施しています。
- 問題となる所見がない場合は、陰性とし、結果を報告します。
問題となる細胞や所見があるときは、病理医または細胞診指導医が最終診断をし、結果を報告します。
採取材料の種類
- 婦人科
- ・子宮腟部・子宮頸部・子宮体部・外陰
- 呼吸器
- ・気管支
- その他
- ・消化管・尿管・尿道・皮膚など
子宮頸部の代表的な細胞像
(クリックで拡大します)
用語説明
- ヘルペス;
- 性感染症の一つ。ヘルペスウィルスによって水胞やびらんを形成する。
- HPV;
- 性感染症の一つ。人コンジローマウィルスによって、乳頭状の腫瘤を形成する。HPVの感染は、子宮頸癌の最も重要な発症因子と考えられている。






