検査目的
- 膵胆道系疾患の治療のために行います。
- 内視鏡を用いて十二指腸までチューブを挿入し、胆管の出口にあたる乳頭部にEST用ナイフ(電気メス)を挿入し、高周波を用いて切開し、ひろげる方法で胆汁が流れ出るようにします。
結石がある場合バスケット鉗子などを使用して結石を十二指腸内に摘出します。
結石が大きい場合砕石鉗子を使って小さく砕いて摘出します。- 膵管・胆管の形態的な評価
- 膵胆道系疾患の治療
(胆管結石の摘出・胆管狭窄部へのステント挿入など)
検査時間
- 90分前後です。
検査方法・手順
- 検査方法は以下の通りです。
- 検査5分前に消化管の動きを止める薬を注射します。
- 次にのどを麻酔薬で麻酔をします。
- 検査台に左側を下にして横になって、内視鏡を食道・胃・十二指腸に挿入していきます。
- 十二指腸乳頭部に到達したら、EST用ナイフを乳頭開口部に挿入します。
- EST用ナイフのチューブから直接造影剤を逆行性に総胆管に注入し結石の位置を確認します。
- EST用ナイフで乳頭部を切開し広げ、バスケット鉗子を使用して大きい結石があれば砕いて、結石を十二指腸内に摘出します。
- 小さな結石の残りを取り除くためバルーンカテーテルを胆管内に挿入して、結石を引っ張りだします。
- 撮影を行い結石の残りが無いか確認します。
注意事項
- 検査中は痛みを伴うので、抗不安薬や睡眠薬を投与するため意識は混沌とすることがあります。
- 検査当日は絶飲食で点滴をおこないます。
- 緑内障、前立腺肥大、心疾患(不整脈など)の既往のある方はお申し出下さい。
- 妊娠またはその可能性のある方は申し出て下さい。
- 検査後まれに急性膵炎などの合併症が生じることがあるので、入院して施行するのが原則です。
用語解説
- EST:
- Endoscopic Sphinc Terotomy(内視鏡的乳頭筋切開術)
- 十二指腸乳頭部:
- 総胆管が十二指腸に開口する部位の事です。
直前の内腔が軽度に拡大し、その周囲をOddi(オッディー)筋が取り巻いています。 - バルーンカテーテル
- 先端部分が風船状に膨らむように作られたカテーテルのことです。








