治療目的
- 脳血管障害の早期理学療法です。
- 廃用症候群の予防
呼吸・循環・筋力などの生理的機能や精神的機能の低下を予防します。
- 肺炎・褥瘡(注1)・拘縮(注2)などの新たな問題発生の予防を行ないます。
- 日常正常動作(ADL)向上に積極的に取り込むことで長期的に生活の質の向上を目指していきます。
対象疾患
- 脳梗塞、脳出血、脳炎、髄膜炎、低酸素脳症、脳腫瘍、脊髄腫瘍、抹消神経障害、皮膚筋炎、多発性筋炎、ギランバレー症候群、多発性硬化症、パーキンソン病、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患 など
治療方法
- 病棟でのベッドサイドリハビリ
良肢位保持、体位変換
呼吸理学療法
関節の動きをスムーズにする運動
寝返り・起き上がり動作
座る練習
立ち上がり、歩行練習
- リハビリ室
関節の動きをスムーズにする運動
立ち上がり、歩行練習
筋力トレーニング
座る姿勢・立ち姿勢・歩く姿勢の修正
ギャッジアップ訓練
起きあがり訓練
注意事項
- 患者様の動作アップが目的です。最善の注意は行なっていますが、痛み、痺れなどがある場合すぐにお知らせ下さい。
- 過度の療法は悪影響を及ぼす場合がありますので、スケジュールに沿って一緒にリハビリ訓練を行いましょう。
用語解説
- 注1:褥瘡(じょくそう)
- 【床ずれ】
寝たきりなどで、体の同じ場所が圧迫され血行障害を生じて起こる皮膚障害です。はじめは赤く腫れる程度ですが、ひどくなると潰瘍や壊死を起こしてしまいます。骨が突出している仙骨部・坐骨部・踵部などに起こりやすいです。
- 注2:拘縮(こうしゅく)
寝たきりなどであまり体を動かさないことにより、関節が固まって動きにくくなることです。脳卒中などでは、筋肉がこわばり、麻痺のために筋肉の緊張が極度に高まり、さらに関節や筋肉が固まりやすくなります。曲がったままや伸びたままの状態だと日常生活に支障をきたしますので、できるだけ体を動かし予防することが重要です。