検査目的
- 血液中には様々な成分が存在しており、体の状態の変化(病気や服薬など)によって血液中の量が増えたり減ったりします。それぞれの項目の値を測定することで体の状態を把握することが可能です。
検査時間
- 約10分です。
検査方法・手順
- 血液が固まらないように、抗凝固剤入り(EDTA)の血液を用い、多項目全自動血球計数器で測定します。
血液検査について
| 項目 | 基準値 | 解説 | |
|---|---|---|---|
| WBC (白血球) |
4000〜9000/μl | 白血球は、体内に侵入した異物や病原菌を食べて体を守る働きをしています。したがって、体内に細菌や異物が侵入して炎症を起こすと血液中の白血球が増加します。また白血球が減ると免疫機能が低下します。 | |
| RBC (赤血球) |
男性:410万〜530万/μl | 赤血球数の増加の場合には多血症と診断されます。減った状態は貧血といい、酸素の運搬量が低下して体内が酸素欠乏状態になります。 | |
| Hb (ヘモグロビン) |
男性:14〜18g/dl 女性:12〜16g/dl |
ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素(血液が赤く見える色の色素)で、赤血球の酸素運搬の中心的役割をしています。 | |
| Ht(ヘマトクリット) | 男性:39〜52% 女性:35〜48% |
一定の血液中にどれ位の割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。赤血球が減るとこの値も下がります。 | |
| MCV MCH MCHC |
89〜99fl |
赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットの数値を一定の式にあてはめて算出された数字を赤血球恒数といいます。これらの数字から、貧血の原因・種類・性質を区別する手がかりが得られます。 | |
| PLT(血小板) | 14〜34万/μl | 血小板には、血管が傷ついたときその部分にくっついて血栓を作り血を止める作用があります。血小板が減ると出血しやすく、血も止まりにくくなります。 | |
| 白 血 球 像 |
Seg |
30〜70% | 白血球には、体内に侵入した異物や病原菌を食べて体を守る好中球(Seg)、免疫に関するリンパ球(Ly)、アレルギーに関する好酸球(Eo)、その他好塩基球(Ba)、単球(Mono)などの種類があり、これらの成分の増減をみていろいろな疾患を判断する検査です。 |
| Ly | 男性:19.8〜58.7% 女性:20.5〜59.9% | ||
| Mono | 男性:0.1〜12.4% 女性:0.1〜12.0% | ||
| Eo | 男性:0〜9.9% 女性:0〜8.1% | ||
| Ba | 0〜2.9% | ||
血液像(鏡顕法)
- 白血球、赤血球、血小板の形態、幼若細胞や異常細胞の出現の有無などを顕微鏡で観察する検査です。






