検査目的
- 心筋梗塞や挟心症などの虚血性心臓病の検査です。
心臓を養う血管(冠動脈)が狭窄や閉塞していると心臓の動きが悪くなります。
- 心臓の機能を評価します。
心臓は生命を維持するために絶えず収縮しています。ところが心筋梗塞などの虚血性心臓病や重度の弁膜症になると心臓の収縮ができなくなります。また高血圧症などで心臓が固くなるような時は心臓が拡張しにくくなります。
- 心臓の大きさや壁の厚さを評価します。
高血圧や弁膜症では心臓が状常に大きくなることがあります。大きくなった心臓はだんだん動かなくなってしまいます。
- 心臓を栄養する血管(冠動脈)の血流速度を測定することで、冠動脈の狭窄を推測します。
※上症例の冠動脈造影
心臓を栄養する血管が一部糸状になっています
検査時間
- 約20分です。
検査方法・手順
- 胸にゼリーを塗って検査しますので、上半身裸になってもらうか胸が出るように服を上げて体の左側を下にしてベッドに休んで頂きます。
- 部屋の明かりを消して検査を行ないます。
- 胸にプローブという超音波を出す器具をあてて検査しますので痛みがある時は言って下さい。検査中は息を吸ってもらったり吐いたりしてもらったりする事があります。
注意事項
- 食事の制限はありません。
- ゼリーが胸につきますので、お風呂は検査後にお願いします。
- 緊急性がある患者様がいらっしゃる場合は検査の順番が変わることがありますのでご了承ください。
用語解説
- 虚血性心疾患:
- 心臓の筋肉への血液の供給が減ることや途絶えることを虚血といいます。挟心症と心筋梗塞の2つをまとめて虚血性心疾患と呼んでいます。
- 挟心症:
- 心筋の酸素不足により、一過性に胸痛や胸部の違和感を生じる病気のことです。
- 心筋梗塞:
- 冠状動脈(心臓を養う血管)の一部の血液の流れが途絶えたために、その部分の心筋に栄養や酸素が不足し心筋肉滞が壊死してしまう病気です。
- 弁膜症:
- 心臓の中に「三尖弁」「肺動脈弁」「僧帽弁」「大動脈弁」の4つの弁があり、正確かつ合理的な連携運動がさまざまな原因で障害されたのが「弁膜症」です。






