今回よりeGFR値(推算糸球体濾過量)を健康診断結果報告書に記載することになりました。
eGFR値は血清クレアチニン値をもとに、年齢・性別を考慮して算出した糸球体濾過量のことで、腎機能の評価に使われます。
eGFR値からわかること
腎臓がどれくらい機能しているかを、簡単かつ正確に推定し評価できます。 eGFR値が減少してくると、死亡率・入院率・心血管病の発生率が増加することが判明しています。
また、eGFR値を用いることで「慢性腎臓病(CKD)」の早期発見・早期治療が可能と考えられています。
eGFR値の判定基準
eGFR値が90以上であれば腎機能は正常といえます。
| eGFR値 (ml/min/1.73u) |
腎機能低下 |
| 90以上 |
正常 |
| 60-89 |
軽度の腎機能低下 |
| 30-59 |
中等度の腎機能低下 |
| 15-29 |
高度の腎機能低下 |
| 15未満 |
末期腎不全 |
- クレアチニン値とは
- 血液中の老廃物のひとつで、通常は腎臓で濾過されほとんどが尿中に排出されます。
腎機能が低下していると、尿中に排出されず血液中に蓄積されます。
- 慢性腎臓病(CKD)とは
- 腎障害や腎機能低下が慢性的に続く状態です。放置すると末期腎不全になるため、早期発見・早期治療が大切です。現在、日本には約1,330万人のCKD患者がいるといわれています。これは成人の約8人に1人にあたる数です。人工透析をうけている患者さんも、26万人を超えており、その数は毎年1万人ずつ増え続けています。また、CKDでは心臓病や脳卒中などの心血管疾患にもなりやすいことがわかっておりCKDの治療と心血管疾患の予防が大きな問題となっています。