診療科紹介 産婦人科

主な疾患とその検査法・治療法・・・子宮内膜症

概要(子宮内膜症とは)

子宮内膜症のできやすい箇所

子宮は、筋肉(子宮筋)からできており、その内側に薄い膜(子宮内膜)があります。 妊娠する場合はこの内側で成立しますが、妊娠しない場合はその子宮内膜が 剥がれます。これが月経です。
子宮内膜症は、何らかの原因で子宮内膜の組織が、卵巣や卵管、子宮周囲など 子宮の内側以外で発生・増殖する病気で、周りの臓器との癒着や月経痛など 様々な症状を引き起こします。(図1参照)
子宮内膜症は卵巣機能が活発な30代〜50代の女性に発生することが多い病気です。 不妊の原因にもなりますので、注意が必要です。

症状

  • 月経痛(強い痛み)※年々痛みが増強するのも特徴です。
  • 月経時以外の下腹部痛
  • 腰痛
  • 性交痛
  • 不妊

子宮内膜症の治療法

@薬物療法(ホルモン療法)
子宮内膜症は女性ホルモンの影響を受けて、病気が進行すると言われています。
よって、ホルモン剤を使って卵巣機能を抑えて排卵を止めます。
ホルモン剤(Gn-RHa剤)を6ヶ月間投与すると、子宮内膜の増殖や出血も止まり 内膜症が小さくなり、症状が改善されます。
ホルモン療法にて治療をしている期間は、月経がありません。 また、更年期障害に似た症状(発汗・のぼせなど)が副作用として 現れることがあります。
A手術療法
薬物療法等で改善が見られない場合は、開腹手術を行います。
症状や増殖位置によって、手術方法は異なります。
子宮内膜症は女性ホルモンが大きく影響しているので、手術で病巣を取り除いても、 術後は@のようなホルモン療法が必要となります。

※治療法については、診察・検査後、患者様の状態によって、決定します。