1)概要(椎間板ヘルニアとは)
人の脊椎は24個(頚椎;7個/胸椎;12個/腰椎;5個)の骨で構成されています。そして、骨と骨の間にはクッションの役割をはたす「椎間板」とよばれる軟骨が存在していて、さらに椎間板は、髄核(中心部分)と繊維輪(周辺部分)で構成されています。椎間板ヘルニアとは、繊維輪(周辺部分)に亀裂が生じ、髄核(中心部分)が繊維輪を破って飛び出して神経を圧迫し、下肢の神経痛を起こした状態を言います
2)検査法
- X線検査:
- 椎間板ヘルニアそのものはX線に写らないが、脊椎の骨性変化を見るのに有用である。
- MRI検査:
- 椎間板ヘルニアの診断には、極めて有用である。
利点は、侵襲性が無く、容易にヘルニア形態を把握できること。欠点は、CTに比べ、空間的分解能に劣ることがあること - ミエログラフィー:
- 造影剤を硬膜内に注入し、その形状で神経の圧迫の程度を見る方法。
- CT検査:
- ミエログラフィーと合わせて、撮影することが多い。"
3)治療法
- @保存療法(安静/コルセット装着/薬物療法/温熱療法/理学療法など)
- 保存療法とは安静やコルセット装着により病状悪化を抑制し、自己治癒力により症状の軽減を図るものです。
また、自己治癒力をサポート(麻酔の注射・薬物療法等)したり、高めたり(理学療法等)する治療も行います。
- 保存療法とは安静やコルセット装着により病状悪化を抑制し、自己治癒力により症状の軽減を図るものです。
- A神経根ブロック、硬膜外ブロック
- B手術療法
- ●ラブ法(LOVE法)
- 背中側から数センチ程度切開して、腰椎の一部を削って、突出しているヘルニアを切除・摘出する手術です。
手術時間は約1時間程度です。
- 背中側から数センチ程度切開して、腰椎の一部を削って、突出しているヘルニアを切除・摘出する手術です。
- ●内視鏡下ヘルニア摘出術(MED法)
- 背部を小さく切開し内視鏡を挿入して、内視鏡下で病変を確認しながら、突出しているヘルニアを摘出する手術です。
内視鏡下での手術なので、高度な医療技術が要求されます。手術時間は約1時間程度です。
- 背部を小さく切開し内視鏡を挿入して、内視鏡下で病変を確認しながら、突出しているヘルニアを摘出する手術です。
- ●経皮的髄核摘出術(PN法)
- 背部に小さな穴を開け、そこから鉗子を入れてX線透視下にて突出しているヘルニアを確認しなが髄核を摘出する手術です。
- ●ラブ法(LOVE法)





