閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症(ASO)とは
脳の細動脈が血栓、凝固塊、脂肪塊、石灰片、腫瘍塊などが詰まって血流を止めてしまうため、脳細胞が死亡(壊死)する病気です。脳梗塞には脳血栓と脳塞栓の2通りがあります。動脈硬化などがあると詰まりやすく脳梗塞になりやすいのです。この動脈から酸素や栄養物を供給されていた脳神経が壊死になり、これが発作となります。脳梗塞は次の3タイプがあります。
最近、高脂血症をベースとする閉塞性動脈硬化症が増えています。この病気は、手足、特に足の血管に動脈硬化が進行するとともに血液の流れが悪くなり、しびれ・冷感・歩くと足が痛むなどの症状が出てきます。ひどくなると足先に潰瘍を起こしてしまうこともあります。 閉塞性動脈硬化症にかかりやすい条件として、喫煙される方、高齢者の男性が多かったのですが、食生活の欧米化により40歳代から見られるようになってきました。 また、高脂血症、糖尿病、高血圧等の生活習慣病にかかっている方も注意が必要です。
閉塞性動脈硬化症は手足の局所的な動脈硬化症と思われるかもしれませんが、すでに全身の血管に動脈硬化が進行している可能性が高く、同時に脳卒中・心筋梗塞・腎・腹部内臓動脈・その他疾患にかかる割合が高くなります。 ASOと診断された方は、まず生活習慣の改善に努めて下さい。その点でかかりつけ医師の指示に従い、生活習慣病を引き起こしてしまった「誤った生活習慣病」の改善と生活習慣及び、その合併症を正確に把握し、治療することが大切です。 生活習慣病から来る致命的な病気(ASO・脳血管疾患・心筋梗塞)はある日突然起こります。
ご心配な方は、当院総合診療科の医師にご相談ください。
ASOの初期症状(ASOの主な症状) @生活習慣病(高脂血症・高血圧・糖尿病) A喫煙 B肥満 |
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<ASOの検査> ■一般的な検査法 @触診 A挙上試験 B下垂試験 ■機械による検査法 @血圧脈波検査装置(フォルムPWV/ABI) A血管超音波装置 B下肢MRA C血管造影
<ASOの治療> 軽症であれば、足のケア、動脈硬化の進展抑制を目的とした生活習慣の改善、見直し、薬物療法などが行われます。 薬物療法で用いられるのは、血管を広げる薬、血液成分を正常化して血液の循環をよくする薬などです。
■薬物療法 ●イコサペント酸エチル ●ベラプロストナトリウム ●塩酸チクロピジン ●リマオウリストアルファデクス ●塩酸サルポグレラート ●シロスタゾール
中等症、重症には手術が適用となりますが、その場合はふさがった血管を開通させる血行再建術、血管内治療が中心となります。
<ASOの合併症と予後>
1.感染症 ASOでは手足の感覚が鈍くなって、ケガをしても気づかないケースもあります。 もともと血行が悪くなっているところに細菌が入って感染症を起こすと治りが悪く、最悪の場合は病変部が腐ってしまい(壊疽)、切断しなければならないこともあります。 自覚症状も大切ですが、見たり、触ったりして頻繁にチェックする習慣をつけましょう。
2.脳血管障害・心筋梗塞との合併 ASOは手足の末梢動脈障害ですが、ASOの患者様は他臓器にも動脈硬化を合併しています。 脳血管障害や心筋梗塞なそ、命にかかわる深刻な合併症を発症することも少なくありません。
動脈硬化は全身性の疾患であり、ASOの患者様は、脳卒中・心筋梗塞を引き起こす可能性が非常に高いといえます。同年代のASOの人とASOでない人を比較すると、ASOの患者様の余命は有意に短くなっています。 また、年齢が高くなるほど、その傾向が顕著になりますから、早期治療に努めたいものです。
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