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脳梗塞

 脳梗塞とは

脳の細動脈が血栓、凝固塊、脂肪塊、石灰片、腫瘍塊などが詰まって血流を止めてしまうため、脳細胞が死亡(壊死)する病気です。脳梗塞には脳血栓と脳塞栓の2通りがあります。動脈硬化などがあると詰まりやすく脳梗塞になりやすいのです。この動脈から酸素や栄養物を供給されていた脳神経が壊死になり、これが発作となります。脳梗塞は次の3タイプがあります。
 
  1. ラクナ梗塞;高血圧により脳の細い血管が詰まるタイプ
  2. アテローム血栓性脳梗塞;高脂血症による動脈硬化で脳の太い血管が詰まるタイプ
  3. 心原性塞栓症;心房細動、急性心筋梗塞、心臓弁膜症により心臓内にできた血栓が脳血管をふさいだ時に突然の発作としておこるタイプ。
    最近では、巨人軍の長嶋茂雄名誉監督が2004年3月5日に心原性脳梗塞で東京女子医大病院に入院しました。

 

 

 

 

<頻度>
脳血管疾患による死亡者数は1999年の統計で全死亡者数は138,989人で、死因順位はがん、心疾患、第3位が脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)です。脳血管疾患のうち脳出血は減少し、脳梗塞は増加しております。


<症状>
半身不随、半身麻痺、しびれ、感覚の低下、手足の運動障害、意識障害、言語障害、昏睡などの症状がみられます。脳血栓では症状が数日かけてゆっくり出てくることが多いのに対し、脳塞栓では突然、意識障害がでてきます。


<前兆>
ふらふらしてまっすぐ歩けない 片方の手足のしびれ、片足を引きずる、手足から急に力がぬける、ものにつまずき易い、片方の目が一時的に見えなくなる、物が二重に見える、言葉がでなかったり・理解できない、急にめまいがするようになったなどの症状がみられることもありますので、病院で検査してもらいましょう。


<危険因子>
脳梗塞の危険因子は、60才以上の人、脳卒中の家族歴のある人、動脈硬化、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、大量飲酒、ストレスなどです。血栓は、心臓弁膜症、急性心筋梗塞、心筋症、不整脈などの病気の際にでき、脳まで運ばれると脳血栓が発症します。


<診断>
脳梗塞が脳血栓によるものか、脳塞栓によるものかを正確に診断するのは困難です。脳梗塞が疑われる場合、脳梗塞や脳血栓の起きた部位を確認するために、CT、MRI、脳血管撮影などの検査を行います。


<治療法>
脳梗塞になって6時間以内の場合は血栓や塞栓を溶かす薬を使って治療します。薬が効いた場合には詰まった脳動脈が再度開通し、血流が流れます。脳循環の改善薬や血栓・塞栓を予防する薬を使います。
発症時にカテーテルを使い血管の血流を再開通させることも可能です。頚動脈の血栓内膜剥離術とバイパス手術により脳血流を改善させる手術も行います。


<リハビリテーション>
社会復帰するまでの間にいろいろな訓練が必要になります。これがリハビリテーションです。
リハビリテーションの目的は残された機能を最大限に引き上げて家庭復帰や職場復帰をさせるために行います。


<予防>
生活習慣改善をしましょう。塩分を控えめに(1日に10g以内に)、ナトリウムの排泄を促す食品(りんご、枝豆、バナナ、カボチャなど)を積極的に摂取するようにしましょう。血圧を下げる作用がある食品(乳製品など)や マグネシウムを含む食品(焼きのり、昆布、ごま)などを食べましょう。動物性脂肪やコレステロールを多く含む食品は控えましょう。アジやサバ、イワシなどに多く含まれるEPA、DHAなどの不飽和脂肪酸を積極的にとりましょう。
適度な運動や日常で積極的にからだを動かし、太り過ぎに注意しましょう。十分な睡眠、休養、禁煙、節酒をしましょう。

 

 

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