病院紹介
Hospital Info
充実した設備
ヘリカルCT
短時間で広範囲の領域を検査できます。胸部では通常のX線写真で指摘できない早期癌も、一度の呼吸停止で描出が可能です。腹部臓器で超音波検査により病変が疑われた場合の診断の確定や、血管系の描出にも優れています。
MRI
脳や脊椎、脊髄の検査のファーストチョイスであり、頭痛や腰痛の原因検索に有用です。腹部、骨盤の病変の検出、質的診断にも極めて有用であり、骨、軟部組織の病変の描出にも優れ、造影剤を使わずに脳の血管検査も可能です 。
RI
骨シンチによる骨転移の検索や骨折の評価、ガリウムシンチによる腫瘍、炎症の検索、機能の評価を含めた甲状腺シンチ、その他肺、脳、心筋など全身のRIによる検査を行っています 。
結石破砕装置
すべての腎・尿管結石において最善の治療法を選択し、実施しています。ちなみにこれまでの症例の90%が体外衝撃波による結石破砕術(ESWL)による治療で、腎・尿管結石手術の基本となっています 。
無菌室
白血球減少(顆粒球減少)時期に、細胞感染症予防目的で使用しています。平成元年の完成以来平成12年までに約200症例の造血幹細胞移植に使用されました。さらに、抗癌剤を用いた治療においても顆粒球減少時期に使用され、より安全に十分量の抗癌剤投与が可能になり、治療成績の向上に貢献しています 。
心臓・血管造影センター
心臓カテーテルによって、狭心症や心筋梗塞の原因である冠動脈の狭窄程度や部位を決定し、PTCAやSTENT治療を行っています。
一般の血管造影でも、悪性腫瘍に対する動注療法や塞栓術、血管の閉塞や狭窄に対する血栓溶解や拡張術などを施行しています。また、侵襲性の低いIVDSAも行っています 。
放射線治療
当院のがん治療は、これまで手術療法と化学療法を中心におこなわれ、必要に応じて放射線療法を他院に依頼し、手術療法、化学療法および放射線療法を組み合わせた治療を実施してきました。
2012年6月にはハイパーサーミア装置(サーモトロン RF8 )を導入、2014年11月には、高精度放射線治療装置(トモセラピー)を導入しました。
これにより、手術療法、化学療法、放射線療法、ハイパーサーミアを単独および組み合わせて治療することが可能となっています。
ロボット支援手術(da Vinci)
ダビンチはアメリカで開発された手術支援ロボットです。1999年にヨーロッパで、2000年にアメリカで医療機器として認可され、日本では2009年に医療機器として認可されました。従来の腹腔鏡手術と同じようにいくつかの小さな切開部を作り外科医の操作に従って内視鏡・メス・鉗子を動かして手術を行います。
当院では、2016年4月よりダビンチによる前立腺がん手術治療を導入し、より侵襲の低い安全な手術を行えるようになりました。また、腎臓がんに対してもダビンチによる手術に取り組んでいます。