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〒812-0033 福岡県福岡市博多区大博町1-8

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技術部紹介

Co-medical Dept.

病理検査科

病理検査科では、組織や細胞の形態を顕微鏡で観察し、診断の確定・病期・予後の推定を行います。

東館の1階の入り口正面にあります。

スタッフ構成

  • 常勤の病理医 1名
  • 臨床検査技師 4名 (4名 細胞検査士)

業務内容

当検査科では、大別して病理組織検査・細胞診検査・病理解剖を行っています。

病理組織検査 生検検査
手術検査
術中迅速検査
病理組織染色法
細胞診検査 擦過細胞診検査
喀痰の細胞診検査
体腔液の細胞診検査
穿刺吸引の細胞診検査
尿の細胞診検査
病理解剖
■病理組織検査

手術や内視鏡で、切除された組織を、薄くスライス(薄切といいます)し、顕微鏡で見られるように染色します。
この標本を、病理医が顕微鏡で診断する検査です。
通常は2~3日後に出来上がります。必要に応じて、特殊染色や免疫染色を行います。

図1)肝生検

ヘマトキシリン・エオジン
(HE)染色

特殊染色

MTC染色
膠原繊維が青く細胞質が赤く染まります。

鍍銀染色
細網繊維が黒く染まります。

PAS染色
グリコーゲンが赤紫色に染まります。

D-PAS染色グリコーゲンは
ジアスターゼで消化されます。

*MTC染色:マッソントリクローム染色
*PAS:過ヨウ素酸シッフ反応
*D-PAS:ジアスターゼ消化PAS反応

図2)前立腺生検

HE染色

免疫染色

MA903 腺管の基底細胞
が茶色に染まります。

出来上がった標本は病理医が顕微鏡で観察して良悪性の診断や病変部の性質を明らかにします。
病理結果は電子カルテ上で臨床に届られ、的確な診断と治療に反映されます。

■術中迅速検査

手術中に、病変部が良性か悪性か、あるいは病変部が取りきれているか、リンパ節に転移がないかどうかなどを確認するために行う検査です。
この検査は、検体を液体窒素で瞬時に凍らせて標本を作製します。
結果報告まで10~15分程度です。検査結果はインターホンで術場へ直接伝えられます。
これにより、術医は適切な手術を行うことが出来ます。

迅速の検体を薄切しています。

迅速用のHE染色

■細胞診検査

細胞を顕微鏡で観察し、ガン細胞やウイルス感染細胞などを見つけ出す検査です。
この検査は病理組織検査に比べて、患者様に苦痛を与えず、繰り返して検査が行えます。
検査の材料としては、尿、婦人科材料、喀痰、胸水、腹水などがあります。また、病巣を擦過または細い針で穿刺して細胞を採取する場合もあります。
この業務は、細胞検査士が行い、異常細胞のある場合には細胞診指導医とともに最終的に診断を行います。

悪い細胞がいないか
探しているところです。

尿中に見られた細胞です。

癌細胞です。 デコイ細胞
癌細胞に似ていますがウイルス感染時に見られる細胞です。

■病理解剖

患者様が亡くなられた場合に、死体解剖保存法に基づき、ご遺族の御理解と御承諾を得られた場合に限り、亡くなられた原因や治療が適切であったか等を検証する目的で、ご遺体を解剖させていただいています。
解剖後は検討会を行い今後の治療や診断に役立てられます。

特色

細胞診の検査は、細胞検査士という資格を取得した技師が光学顕微鏡で問題となる細胞や所見がないかどうか,観察します。これをスクリーニングと言い,当院では全検体に二度行っています(ダブルスクリーニング).また、科内で週に1度症例検討(内部精度管理)、年に1度外部精度管理に参加し、
診断能力の向上に日々努めています。