技術部紹介
Co-medical Dept.
超音波検査科
超音波検査科では、主に、体の表面から超音波(エコー)を当てて中の臓器を画像として映し出し、その大きさや形に異常がないかを調べます。
臓器などのエコー画像を撮影するだけでなく、リアルタイムでその画像を見て考えられる結果の報告書を検査担当者が作成して医師へつなげ、診断の際の患者さんの診療情報の1つとして用いられます。
また肝臓や乳腺、前立腺などの生検に使用する機器の管理や尿流動態検査という特殊な泌尿器科の検査も行っています。
スタッフ紹介
- 常勤スタッフ:8名(女性5名・男性3名)
- 資格一覧
- 臨床検査技師:8名
- 超音波検査士:6名
- 排尿機能検査士:7名 (2022年8月時点)
業務内容
頚部超音波検査 | 首にある甲状腺の内部、周囲のリンパ節を調べます。 |
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乳腺超音波検査 | 乳房全体の状況や、しこりなどの内部の状態を調べます。 |
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腹部超音波検査 | 肝臓・胆嚢・膵臓等、様々な臓器を調べます。 |
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腎臓・膀胱超音波検査 | 腎臓や膀胱の状態などを調べます。 |
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リンパ浮腫超音波検査 | 腕や足の皮膚の浮腫の状態を調べます。 |
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尿流動態検査 | 尿が溜まった時や排尿時の膀胱の状態を調べます。 |
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前立腺超音波検査 | 前立腺容量の計測や内部の状態を調べます。 |
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精巣超音波検査 | 精巣の内部や周囲の状態を調べます。 |
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超音波検査とは?
検査にかかる時間
約5~20分

どんな検査?
体の外から
超音波 1)を当てその反射音を画像に映し出し、体内の臓器の状態を調べる検査です。超音波が臓器などの物質に当たって跳ね返ってくる性質や体内ガスなどの気体や硬い骨では反射しづらい性質を利用して画像を作り出します。基本的には体に無害と言われていますので、繰り返し検査を行う事が出来ます。臨床検査技師のスタッフが患者さんの検査部位に適した超音波診断装置で検査を進めていきます。何が分かるの?
体内の臓器の形に変化がないか、病変などの異常がないかが分かります。
検査の方法・流れ
- 検査によっては食事制限等があります。
- 検査しやすい体勢になっていただきます。
- 検査部位に検査用のゼリーを塗ります。(超音波診断装置のプローブから出る超音波が体内へスムーズに入るようにするために必要なものです。)
- プローブを検査部位に密着させ、ずらしながら臓器などを調べていきます。
- お腹を検査する時は呼吸を調節していただきます。呼吸により体内の見えづらい臓器を移動させてより良く見える状態にするためです。
- ゼリーを拭き取って、服装を整えていただき検査終了です。

- 検査部位によって、摂取した食べ物が検査に影響することがあります。検査当日の食事の制限についてはスタッフにおたずねください。
- 検査中にご気分が悪くなったり、痛みが強くなったりしたら、遠慮なくスタッフへお申し出ください。
- 超音波検査だけで診断は出来かねます。他の検査の終了後に総合的な検査結果を主治医よりお聞きください。
- 検査時間は検査部位によって異なります。ご了承ください。