検査紹介
Examination Info
染色検査
染色とは
顕微鏡を使って細胞や組織を観察する場合に、様々な色素を用いて細胞や組織の構 造をより観察しやすくする事を染色といいます。 病理組織標本では、組織像の概要を全体的に把握するための一般染色法と、特定な組織成分だけを選択的に染め出す特殊染色や免疫染色があります。
- ヘマトキシリンエオジン重染色(HE染色)
病理組織検査で最も一般的な染色法です - 特殊染色
特異的な組織好性成分や細胞内外の特異物質を選択的に染め出す染色法です - 免疫染色
ある疾患や病態で特異的に発現する抗原を、抗体を用いて酵素反応により検出し、この情報を診断に活用する組織化学的手法を使った染色です。
抗体の特異性を利用して組織を染め分け、色々な抗原が組織内のどの細胞に存在するか顕微鏡下で確認することが出来ます。
検査時間
採取されてから2.~3日後に結果を報告します。
*特殊染色や免疫染色の種類によってはそれより数日多くかかる場合があります。
染色の種類
- 免疫染色
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- 前立腺癌の指標となるMA903・PSA
- 乳癌の指標となるER・PgR など
*あらゆる病変に対応できるように多種類の抗体を診断に活用しています。
- 特殊染色
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- 組織の粘液を染める PAS・アルシアンブルー染色
- 組織の線維成分を染める EVG・マッソントリクローム・鍍銀染色 など