検査紹介
Examination Info
骨シンチ検査
骨シンチ検査
原理
- RI検査とは、放射性医薬品(ラジオアイソトープを含んだ薬)を使用する検査で、病院によってラジオアイソト-プ検査と呼んだり、その頭文字をとってRI検査、または核医学検査と呼ばれています。ラジオアイソト-プとは、自ら放射線を出す物質のことをいいます。この物質とからだの特定の臓器や病気の場所に集まりやすい性質をもった物質とを、合わせたものを放射性医薬品といいます。
- 検査では、この放射性医薬品を注射や飲むことにより、それが骨や心臓などの臓器に集まり、その薬からは微量の放射線が放出されています。その放射線を体の外から検査用のカメラで撮影します。骨や心臓などを像としてフイルムに写し出すことによって、体内の臓器の位置や大きさがわかり、薬が集まる様子を調べることにより、臓器の働きがわかります。
- 当院では脳、甲状腺、肺、肝臓、腎臓、心臓、骨など、あらゆる臓器の機能や病気を、調べる検査を行なっています。
検査目的
- 骨を調べる検査を骨シンチといいます。
- 骨に取り込まれる物質(リン酸化合物)を利用することにより、全身の骨の状態や機能を調べる検査です。
検査時間
- 放射性医薬品を目的の臓器に集める為、待ち時間を含めて、約3時間から4時間です。
検査方法
- 検査方法は、以下の通りです
- 注射:10分
(放射性医薬品を注射します) - 待ち時間:3~4時間
(全身の骨の情報が得られるようになるまでのお時間です) - 撮影:30分
- 検査台に仰向けで横になってもらいます。
- 撮影中は身体を動かすことが出来ません。
- 注射:10分
注意事項
- 妊娠またはその可能性のある方はお申し出下さい。
- 授乳中の方は、検査ができません。
- 検査で使用する放射性医薬品は、量としては1ccから5ccと微量で、副作用などもほとんどなく、被ばくによる身体への影響の心配もありません。
- RI検査で用いる放射性医薬品は、有効期限が極めて短いです。検査予定日の朝に届いたら、その日のうちに使わなければなりません。そのため検査が受けられない事情がありましたら、検査の前日までにはご連絡下さるようにお願いいたします。
用語解説
- 副作用
- 薬(造影剤を含む)を投与した事が原因で何らかの症状を発生する事を言います。