検査紹介
Examination Info
頚動脈エコー
検査にかかる時間
約10~15分

どんな検査?
首の血管に超音波(エコー)をあて画像として映し出し、脳につながる大事な血管の頸動脈や椎骨動脈に動脈硬化1)や詰まりなどがないかを調べます。検査による痛みはありませんのでご安心ください。

何が分かるの?
頸動脈の動脈硬化の進行度、それが進行した際に見られる狭窄2)や閉塞3)がないかが分かります。また、心筋梗塞・脳梗塞・大動脈解離など深刻な病気の発症リスクが分かります。
検査の方法・流れ
- のどの部分が見えるよう、上着のボタンを1~2個外していただきます。
- ベッドに仰向けになっていただきます。
- 部屋の明かりを消し、暗い部屋で検査を行います。
- 首にゼリーを塗ります。
- 首の血管を色々な角度から見て、血管壁が厚くなっていないかを見ます。また、頚動脈や椎骨動脈の血流、頭の中の大血管に狭窄や閉塞がないかを調べます。
- ゼリーを拭き取るためのティッシュをお渡しするので拭き取っていただきます。
☞解説:頸動脈と椎骨動脈って何で重要なの?

☞解説:頸動脈のエコー画像で何が分かるの?

用語・略語解説
1)動脈硬化
動脈の血管の壁が、コレステロールの沈着などにより厚くなり、弾力性が低下する状態のことを言います。
2)狭窄
動脈硬化が進み、血液の流れるところが狭くなった状態で、血流が少し弱まっている状態です。
3)閉塞
狭窄により動脈硬化が進み、プラークが破れてその破片が脳動脈の流れを塞いでいる状態です。一例として、塞栓症や脳梗塞の状態になります。
※動脈硬化が進行した、狭窄と閉塞により脳の血流が低下すると脳梗塞を引き起こすリスクが高くなります。

4)プラーク
動脈硬化が原因で血管の壁にコレステロールや脂肪が沈着したものです。
補足)
エコーは超音波検査ともいいます。