検査紹介
Examination Info
終夜睡眠ポリグラフィー
検査にかかる時間
約5~10時間(睡眠時間)

どんな検査?
睡眠時無呼吸症候群1)の重症度を調べたり治療法などを決定するために必要な、1泊入院して行う検査です。脳波や呼吸の状態、心電図、いびき、酸素飽和度、脚の動き、寝返りなどを測るためのセンサーを装着して、一晩中連続して記録します。センサーの装着中は痛みもなく、寝返りやトイレに行くことも可能です。

何が分かるの?
睡眠中に脳が充分に休息出来ているか、睡眠が妨げられていないかを、以下の内容で評価します。
検査の方法・流れ
- 17時半までに来院いただき、必要な電極、センサーを装着します。各センサーの装着に30分要します。
- センサーを装着したまま一晩お休みします。
- 翌朝6時にセンサーをはずし、検査終了です。
- 検査記録を解析し、約1週間後に検査結果を報告します。
注意すること
- 【検査前】出来る限り、検査当日の昼寝は取らないでください。
- 睡眠前の飲酒習慣のある方に限り、通常と同程度飲酒をされて、ご来院ください。
- お車でのご来院は控えてください。
- 【検査中】検査中は部屋を出ることが出来ない(全く動けないわけではありません)ため、喫煙はご遠慮ください。
- 【検査後】電極などをクリームで固定しますので、翌朝シャワー室にて落としていただきます。
用語・略語解説
1)睡眠時無呼吸症候群
英語で Sleep Apnea Syndrome(略称SAS)「睡眠時」に「無呼吸」状態になる病気です。「無呼吸」とは10秒以上の呼吸停止と定義され、この無呼吸が1時間に5回以上 または7時間の睡眠中に30回以上ある方は、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。