健診のご案内
Physical Check Info
ハート検診
ハート検診
ハート検診とは?
TnI 検査とBNP 検査を組み合わせることによって、潜在的な心疾患を広く見つけることが可能です。
2大心疾患
心筋梗塞とは?
狭心症が進行し、心臓をとりまく動脈(冠動脈)に血栓が詰まって血流がせき止められ たときに心臓の筋肉(心筋)がダメージを受ける疾患です。
心不全とは?
高血圧などによって長年心臓に負担をかけた結果、心筋が肥大化し、心臓のポンプ機能が低下し、 身体への血液供給が不足する疾患です。
ハート検診を受けるには?
この2 項目で心疾患の全てが分かる訳ではありません。検査値に 関わらず、胸痛や息切れなどがあれば、医療機関を受診しましょう。
3大死因
心疾患は死因の約15% となっていますが、実は脳血管疾患と 心疾患は多くの共通原因から発生することが知られており、両者 をひとつの疾患群とみなすと、がんとほぼ同等の死亡割合である といえます。
突然死の主原因としての心疾患
働き盛り(特に男性)に突然発生して年間に約7万人の命を奪う突然死の主原因でもあります。
心疾患は突然死の7 割以上を占める原因疾患です。一旦発作が起きると救命が困難 であるとされています。このため、このような疾患を早期に発見し治療を施すことが 非常に重要となります。近年では生活習慣指導、薬物治療、運動療法など様々な治療 法があり、治療成績も向上しています。
トロポニンI(TnI)とBNPでの心臓の健康度を測定
- 「トロポニンI (TnI)」とは、心筋梗塞などによって心臓の筋肉(心筋)が傷害を受けた際に、血液中に漏れ出るタンパク質です。
- 病院にて心筋梗塞の診断に用いられる信頼性の高い血液検査です。
- 当院で採用しているTnI検査法は感度が非常に高く、心筋梗塞の前段階の微細な心筋傷害も検出することができます。
- 「 BNP」とは、心臓に負担がかかると血液中に分泌されるホルモンです。
- 病院にて心不全の診断に用いられる信頼性の高い血液検査です。
TnIとBNPの検査結果の読み方
TnI のカットオフ値(26.2 pg/mL)は健康な人の血液を測定し た場合、99% の人がこの数値以下となるように定められた値です。 この数値を超えた場合、必ずしも重篤な心疾患であるというわけ ではありませんが、初期段階の心疾患が潜んでいる可能性があり ますので、病院での精密検査をおすすめします。
BNP は検査結果の数値によって、対応法が段階的に区分され ます。(日本心不全学会の下記対応表をご参照ください。)