診療科紹介
Medical Info
閉塞性動脈硬化症
閉塞性動脈硬化症とは?
腹部から下肢の動脈が、動脈硬化で細くなり、足が冷たくなったり、しびれたり、歩くと足が痛くなるなどの症状がでてくる病気です。進行すると足の色が悪くなることもあります。
検査
- 四肢動脈の触知:
下肢の皮膚温、動脈拍動の強さを左右の肢で比較することで、狭窄・閉塞の有無を調べます。 - 上下肢血圧測定:
上肢、下肢の血圧を同時に測定し(APIまたはABI測定) 血管のつまり具合を評価します。 - 超音波ドップラー検査:
超音波を使って血管の狭窄や閉塞を調べます - CT・MRI検査:
画像を3次元構築することにより、より詳細な血管の情報が得られます。 - 動脈造影検査:
手首や肘、脚のつけ根の血管から、細くて柔らかい管を挿入し、足の血管を造影し、足の血管にどの程度の狭窄があるかを観察します。
治療
- 保存的治療
- 理学的療法:
運動・生活習慣の改善 - 薬物療法:
血管を拡張させ足の血流を改善する薬や、血の塊(血栓)ができにくくする薬を使用します。
- 理学的療法:
- 外科的治療
- 末梢血管カテーテル治療(EVT):
手首や肘、脚のつけ根の血管から、カテーテルを挿入し、足の動脈の細くなった場所を、バルーン(風船)やステント(網目状の金属)で拡張し、血液の流れを良くする治療法です。
- 血行再建術:
人工血管や自己静脈を用いたバイパス手術です(当院では施行しておりませんが、必要に応じ近隣の血管外科に紹介します)
- 末梢血管カテーテル治療(EVT):