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診療科紹介

Medical Info

狭心症

狭心症とは?

  • 心臓に酸素と栄養を送る冠動脈(図1)が、動脈硬化で細くなり、心臓に十分な酸素と栄養を送れなくなった状態です(図2)。
    心臓の筋肉に十分な血液が行かなくなると、心臓は痛みを感じます。一般に、胸全体が締め付けられるように痛くなりますが、下あごや首、肩、左手に痛みが放散することもあります。痛みは長くても15分程度で治まります。それ以上続く時は、心筋梗塞が疑われます。
  • 症状の現れ方により、2種類の狭心症があります
    1. 労作性狭心症:急ぎ足で歩いたり、階段や坂道を登った時に、胸が痛くなる
    2. 安静時狭心症:明け方や早朝に静かにしている時に、胸が痛くなる
冠動脈図解

(図1)

動脈硬化

(図2)

検査

検査風景

心電図

  • 心電図:心臓の電気的な興奮を記録します。その波形から、心臓の異常を類推できます
  • 運動負荷心電図:身体に心電図の電極をつけたままで、ベルトコンベアーの上を運動して頂きます。心臓に負担をかけることにより、狭心症の患者さんは、特有の変化が出現します。
  • 心臓超音波(エコー):超音波で、心臓の動きや血液の流れを観察します。最近では、冠動脈の流れを観察することも可能となり、冠動脈が細くなっていたり、詰まっていたりすることが分かるようになりました。
  • 冠動脈CT:手や腕の静脈から造影剤を注入します。心臓カテーテル検査よりも低侵襲で、冠動脈の走行や血管の状態などが評価できます。
  • 心筋シンチグラム:手や腕の静脈から、放射性同位元素を注射します。放出される放射線量をコンピュータ処理し、心筋の血流や代謝を画像化します。
  • 心臓カテーテル検査:手首や肘、脚のつけ根の血管から、細くて柔らかい管(この管のことをカテーテルと呼びます)を挿入し、冠動脈まで持っていきます。そこで造影剤を流し、冠動脈の動脈硬化の状態を観察します。狭心症では冠動脈に狭窄部位が、心筋梗塞では狭窄部位が観察されます。診断や治療方針決定に欠かせない検査です。また、安静時狭心症が疑われた場合は、冠動脈にエルゴノビンという薬品を投与します。安静時狭心症の患者様は、エルゴノビンによって冠動脈が痙攣を起こしたように狭くなります。所要時間は、検査の内容により30~45分程度です。痛いのは、最初に針を刺す時だけです
正常冠動脈

正常冠動脈

挟心症の冠動脈

狭心症の冠動脈

治療方法

症状の程度や、冠動脈の動脈硬化の程度により、以下の治療法が選択されます。

  • 薬物治療
  • カテーテル治療(PCI:経皮的冠インターベンション)
  • バイパス手術

動脈硬化の原因である、高血圧、高脂血症、糖尿病の治療や、禁煙、適度な運動を行うことも重要です。

狭心症の薬物治療は?

狭くなった血管を拡張し、血液の流れを良くする血管拡張薬、血液を固まりにくくする抗血小板薬、心臓の負担を減らす交感神経ベータ遮断薬、動脈硬化を安定化させる高脂血症薬などを用いて治療します。

安静時狭心症には、血管を拡張し、血液の流れを良くする血管拡張薬を用いて治療します。

特に、血管拡張薬である硝酸薬(ニトログリセリン)などの舌下錠は、効き目が早く、発作時に使用すると、胸痛は改善します。

狭心症のカテーテル治療は?

開胸せずに、手首や肘、脚のつけ根の血管から、カテーテルを挿入し、冠動脈の細くなった場所を、バルーン(風船)やステント(網目状の金属)で、拡張し、血液の流れを良くする治療法です。

バルーン形成1
  • バルーン形成術(風船治療):
    冠動脈の細くなった場所を、血管の内側からバルーン(風船)で拡張し 、血液の流れを良くする治療法です。
  • ステント留置術:
    バルーン(風船)で拡張した後に 、ステントという金属の筒を血管に留置します。現在、カテーテル治療の7割以上は、ステントが使用されています。 最近では薬剤をステントに塗った薬剤溶出ステントが使用可能となり、治療後に冠動脈が再度狭くなる再狭窄率を、減らしています。
ステント

ステント

狭心症治療前

狭心症治療前

ステント治療中

ステント治療中

治療後

治療後

狭心症のバイパス治療は?

冠動脈の狭窄、閉塞部位が多い場合に選択されます。胸を開いて、詰まった冠動脈の迂回路(バイパス)を作る治療法です(当院では施行しておりませんが、必要な場合は近隣の心臓外科にご紹介いたします)。