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悪性脳腫瘍

悪性脳腫瘍

悪性脳腫瘍とは

悪性脳腫瘍とは文字通り、脳にできる悪性のできもののことです。これには脳の中にもともとあった細胞が変化して腫瘍になるもの(原発性脳腫瘍)と肺がんや乳がん、大腸がんなど他の臓器のがんが脳に転移してできたもの(転移性脳腫瘍)があります。

原発性脳腫瘍で最も多いのは、グリオーマ(神経膠腫;しんけいこうしゅ)と呼ばれる腫瘍です。これは脳を形作るグリア細胞から発生する腫瘍で、小児から高齢者まですべての年代で発生する可能性があります。グリオーマの悪性度は様々で、手術で全摘出できればほとんど再発することがない良性に近いものから、手術後に放射線治療や化学療法を行ってもすぐに再発し、生命を脅かすような悪性度の高いものもあります。

症状

これらの悪性脳腫瘍で最も多い症状の一つは頭痛です。とくに頭痛は朝に強い傾向があり、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。そのほか、どちらか片方(右側か左側)の手足の力が入りにくい、感覚が鈍い、目が見にくい、言葉がしゃべりにくいなどの症状が出現し、徐々に悪化する場合には注意が必要です。また手足のけいれんや意識の障害が突然に現れるてんかん発作で発症することもあります。

検査

CTやMRIなどの画像検査が重要です。造影剤を使った検査が必要なことがあります。転移性脳腫瘍や一部の悪性脳腫瘍では血液検査で腫瘍マーカーの異常を示すことがありますが、多くの悪性脳腫瘍では血液検査で特異的な異常はありません。

治療

悪性脳腫瘍の治療はまず手術で腫瘍を摘出し、病理検査を行って診断を確定させることが重要です。治療方針は病理検査の結果で決まりますが、多くの悪性腫瘍ではできるだけ腫瘍を摘出してしまうことが肝要です(図1)。その後に必要に応じて放射線療法や化学療法を行います。当院では手術、放射線療法、化学療法などの多くの悪性脳腫瘍の治療に対応しています。

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