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クモ膜下出血

クモ膜下出血

クモ膜下出血とは

クモ膜とは脳を覆ううすい膜の一つで、見かけがクモの巣に良く似ていることから、その名前が付けられました。脳を栄養する大きな動脈は、このクモ膜と脳の間を走行します。クモ膜下出血の90%は、これらの脳の大きな動脈に動脈瘤という膨らみができ、これがある日突然破裂することで発症します(図1)。クモ膜の内側(クモ膜下腔)、脳とクモ膜の間に出血が広がった状態が、クモ膜下出血です(図2)。

クモ膜下出血は1万人あたり年間1人か2人しか発症しない病気ですが、その名前は非常に有名です。その理由は、クモ膜下出血は一度発症すると40%以上の方が亡くなり、生存しても約半数の患者さんに後遺症が残ってしまう恐ろしい病気だからです。

症状

クモ膜下出血の症状は、ある日突然激しい頭痛が出現し、吐いたり、意識を失ったりすることです。もしクモ膜下出血を発症し、そのまま破裂した動脈瘤からの出血が続けば、その方はすぐに意識を失い、呼吸が停止し、即死の状態になってしまいます。幸い出血が一時的に止まり、本人または周囲の方が異変に気付いた方のみが病院を受診し、クモ膜下出血と診断されることになります。この場合も動脈瘤の破裂部位が血液の固まりなどで、一時的に止まっているだけなので、すぐに再破裂を起こし、状態が悪化する危険があります。

検査

もし上記のようなクモ膜下出血を疑う症状がある場合は、すぐに受診しCTスキャンを受ける必要があります(図2)。その結果、クモ膜下出血を認めた場合は、出血の原因となるような動脈瘤や血管異常を発見するように、造影検査やMRIを行います。

治療

クモ膜下出血の原因が見つかれば、できるだけすみやかに再度出血をしないような処置をする必要があります。破裂脳動脈瘤が確認された場合は、開頭術(クリッピング術、図3)や血管内治療(コイル塞栓術)を行います。