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診療科紹介

Medical Info

消化管内科-ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

2013年2月にヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に対するピロリ菌除菌治療が保険適応に追加されました。現在の除菌治療の保険適応は

  • ① 胃十二指腸潰瘍
  • ②胃MALTリンパ腫
  • ③特発性血小板減少性紫斑病
  • ④早期胃癌に対する内視鏡的治療後
  • ⑤ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

です。

ピロリ菌に感染していますと胃癌を含めた上記の病気の原因となりえる事がわかっています。ピロリ菌除菌治療により将来の胃癌発生リスクが下がる事が期待されます。

診断

上部消化管内視鏡検査で萎縮性胃炎というピロリ菌感染によると考えられる慢性胃炎を認めた時、ピロリ菌の感染診断を保険で行う事ができます。ピロリ菌の感染診断には

  • ①尿素呼気試験(お薬を飲む前後で紙袋に息を吹き込む検査です)
  • ②血清抗体測定
  • ③迅速ウレアーゼ試験
  • ④鏡検法
  • ⑤培養法
  • ⑥便中抗原測定

などがあります。

いずれかが陽性であれば、除菌治療を行う事ができます。内視鏡検査でピロリ菌感染が疑われるのに、感染診断で陰性の場合、別の検査法でもう一回検査する事ができます。

治療

ピロリ菌の除菌治療は胃酸分泌を抑えるお薬と2種類の抗菌薬の組み合わせです。最初に行う一次除菌、一次除菌が成功しなかった時に行う二次除菌があり、それぞれ保険診療で以下の様にレジメンが決められています。

一次除菌
  • ボノプラザンまたはプロトンポンプ阻害薬
  • アモキシシリン 1500mg/日
  • クラリスロマイシン 400mg/日または800mg/日
一週間内服
二次除菌
  • ボノプラザンまたはプロトンポンプ阻害薬
  • アモキシシリン 1500mg/日
  • メトロニダゾール 500mg/日
一週間内服

ピロリ菌除菌のためには胃酸分泌を十分に抑制しピロリ菌を活動期に入らせて抗菌薬が効きやすい状態にすることが重要です。当院では胃酸分泌抑制に優れて除菌率の高いボノプラザンを用いたレジメンを基本的に使っており、期待される除菌率は一次除菌で約90%、二次除菌で約95%と予想されます。