医療法人 原三信病院
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ステレオガイド下¹⁾マンモトーム生検

どんな検査?

『マンモトーム生検』は、直径3~4mmほどの針で病変の一部を吸引して採取する方法です。皮膚を切開して行う『外科的生検』に比べて短時間で済み、傷もほとんど残りません。

何がわかるの?

細胞診検査2や他の検査ではっきり診断がつかない場合、疑わしい病変を診断します。

検査の特徴
■極めて早期の小さな乳がんでも正確な診断が可能です。
■5mm以下の縫う必要のない小さな傷が1つ付くだけで、傷跡はほとんど残りません。
■局所麻酔で検査可能です。
■すぐに日常生活に戻ることができます。

検査の流れ

検査方法は以下の通りです
①検査着に着替えていただきます。
②マンモグラフィーを撮影して病変部を特定します。(圧迫して撮影します)
③体が動かないように固定します。
※少しでも窮屈であったり、姿勢がつらいときは遠慮せずお伝えください。
●検査中は乳房を圧迫したままになります。
●検査中は動かないようにしてください。
④麻酔をします。
⑤針を病変部まで進めていきます。
⑥組織を吸引して採取します。
⑦針を抜きます。
⑧生検部位を10分程度おさえて、傷口をテープで止めて終わります。
※傷を縫う必要はありません。
●次の日に来院していただき、検査部位(傷)の確認後、圧迫帯を外します。
●検査結果の説明は後日になります。

その他

注意すること

検査を受ける時期に注意してください。
※乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。排卵から月経が始まるまで乳腺が硬くなったり、痛みを感じたりします。
 なるべくこの時期は避けて月経が終わって一週間ぐらいの乳房が柔らかい時期に検査を受けましょう。
妊娠されている方、またはその可能性のある方はお申し出ください。
●検査当日は、シャワー程度にされて激しい運動は控えてください。

用語・略語解説

1)ステレオガイド下 乳房写真を多方向撮影することにより立体的に乳房と病変の奥行きを把握ながら組織を採取(生検)する方法です。
2)細胞診検査 患者さんの尿や喀痰に含まれている自然に剥がれた細胞や、乳房・気管支や子宮から直接採取した細胞を、ガラスに塗り染色して標本を作り、顕微鏡で調べる検査です。