医療法人 原三信病院
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MRI¹⁾検査

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どんな検査?

MRI装置は中心に体の入るトンネルがある、大きな磁石とお考えください。
MRI検査は、この大きなトンネルの中に体を入れ、その状態で電磁波を当てて、体の中の様子を画像化する検査です。体のあらゆる方向の断面写真が得られ、診断に大変役立ちます。また、MRA(MR-Angiography)といってMRI装置を使って、造影剤を使わないで血管の走行などを診断するための写真を撮ることもできます。

何がわかるの?

検査部位によって検査目的が異なります。

■存在診断
あらゆる方向の断層写真で、病巣の形状・大きさ・位置を容易に把握します。一般撮影では判断しがたい病巣の存在を確認するための検査です。
■質的診断
どのような病気なのかを判断します。造影検査と併用することが多いです。
■血管の診断
血管の走行、形状、位置を把握します。

検査の流れ

検査方法は以下の通りです。
①撮影寝台に寝ていただきます。(通常あお向け)
②より良い情報を得るために検査部位にかぶせ物(受信コイル2))をいたします。
③円筒状の穴の中に入り検査を行います。
④検査中大きな音がします。
・うるさい音ですが動かないでください。
・撮影部位により息止めをお願いすることがあります。
・検査によっては静脈から注入する造影剤を用いることがあります。
※気分の悪くなった場合にはすぐにお申し出ください。

その他

注意すること

●以下のような方は検査ができない場合もありますので、必ず事前にお知らせください。
・心臓ぺースメーカー、人工内耳、避妊リングを体内に入れている方
・外傷や手術で人工関節や脳動脈クリップなどの金属が体内にある方
・妊娠またはその可能性のある方
・閉所恐怖症など狭い場所が苦手な方
・造影剤を使用する検査のとき、気管支喘息などのアレルギー疾患のある方
・体の広範囲にわたって刺青のある方
●金属は検査の妨げになりますので次のものは取り外してください。
・貴金属:時計、指輪、ネックレス、イヤリング、ヘヤピン、など
・ 眼鏡、補聴器、入れ歯、など
・金属の付いている下着:ブラジャー、スリップ、補正下着など
・化粧品(マスカラなど)の中には金属を含んでいる物があるため、化粧を落としていただくことがあります。
●造影MRI検査、または検査内容により、食事を控えていただくことがあります。

用語・略語解説

1)MRI Magnetic Resonance Imaging (磁気共鳴画像検査) 磁気と電磁波を利用して体の中の様子を画像化する検査です。
2)受信コイル 画像情報を多く取り込むため検査部位付近に置くものです。