医療法人 原三信病院
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採血

どんな検査?

患者さんの腕の血管に注射針を挿し、少量の血液を採ります。

何がわかるの?

血液中に含まれる細胞や抗体などから、病気の診断や病状の把握など多くのことがわかります。

検査の流れ

検査項目によっては、食事制限、激しい運動を控えてご来院いただきます。
①ご本人確認のため、氏名と生年月日をおたずねします。
②アルコールで消毒します。
③通常、利き手でない方の腕に注射針を挿し、血液を採ります。検査項目の数の分、溜める容器を入れ替えていきます。

~採血後の技師による検査~
①採取した血液を機械で分離させます。
②分離した血液は、血液検査や生化学検査などに使用します。

その他

注意すること

●検査項目の中には、食事や激しい運動により数値が変化するものがあります。採血予定がある際は、事前に、食事をとってきて良いかどうかの確認をお願いします。
●採血により気分が悪くなられる方は、事前にお知らせください。
●採血直前にアルコール消毒をさせていただきます。アルコールに弱い場合は他の消毒薬を使用しますので、ご本人確認の際にお申し出ください。

「検査に影響があるので検査前には控えてください」って、どんな影響があるの?

食事による影響

項目 検査への影響
血糖値

食後30分ほどから上昇しはじめます。食後の血糖値が空腹血糖値と判断される恐れがありますので、もし採血前に食事をとっていらっしゃる場合はお申し出ください。

中性脂肪

脂質検査のひとつですが前夜の食事、前々日の食事で、多量の脂肪分をとることにより、一過性に上昇することがあります。総コレステロール、HDLコレステロールは直前の食事の影響は受けません。

尿酸窒素

腎機能を判断するうえで重要な検査です。高たんぱくの食事をとりつづけることにより上昇する場合があります。

尿酸値

尿素窒素と同じく、高たんぱくの食事、とりわけ肉類を多量にとることにより一過性に上昇することがあります。

■過激な運動による影響

項目 検査への影響

クレアチンキナーゼ

筋組織に多量に存在する酵素です。激しい運動などにより随意筋とよばれる大きな骨格筋を激しく使うことで酵素が活性化され、上昇することがあります。