検査紹介
Examination Info
静脈性腎盂造影検査(IVP)
造影剤1)(ヨード系)を上肢の静脈に注射して、経時的にX線撮影を行い、腎臓の機能や腎臓(腎盂)・尿管・膀胱の形を調べる検査です。

- 尿路(尿の通る道)結石の有無
- 腎臓の機能(尿が正常に作られているか)
- 尿路の形態(狭窄・拡張・屈曲など)
- 尿動態(正常に流れているか)
検査予約3時間前からの食事は控えてください。
単純撮影と造影撮影の合計5~7枚を撮影します。
- ① 注射前に腎臓・尿管・膀胱(KUB2))の単純撮影をします。
- ② 造影剤(ヨード系造影剤)を静脈(主に上肢静脈)に注射します。
- ③ 注射終了5分後に寝た状態で撮影をします。(腎臓・尿管・膀胱の形を時間を追って観察します)
- ④ 注射終了10分後に寝た状態で撮影をします。(腎臓・尿管・膀胱の形を時間を追って観察します)
- ⑤ 続いて、立った状態での腎臓・尿管・膀胱の形を撮影します。撮影後、トイレに行って尿を出していただきます。
- ⑥ 排尿後に寝た状態で撮影します。(腎臓・下部尿管・膀胱の形と尿の残り具合を観察します)

KUB

5分後

10分後

立位

排尿後
- アレルギーをお持ちの方はお申し出ください。
- 妊娠されている方、またはその可能性のある方はお申し出ください。
- 検査予約3時間前からの食事は控えてください。
- 造影剤による副作用4)がまれに発症します。(発疹・発赤・痒み・吐気・嘔吐など)
- 造影剤は尿と一緒に出てますので、検査終了後は水分を充分に摂取してください。