検査紹介
Examination Info
逆行性膀胱造影・逆行性排尿時膀胱尿道造影検査(CG・VCUG)
蓄尿状態で膀胱の形を画像から調べる検査が逆行性膀胱造影であり、排尿中の膀胱尿道の形と膀胱から尿道括約筋1)の機能および膀胱尿管逆流2)を調べるのが排尿時膀胱尿道造影です。

- 逆行性膀胱造影(CG3))
- 膀胱を造影剤5)で膨らませ、膀胱の変形、欠損像などを見ます。
- 膀胱憩室、腫瘍、外傷、膀胱瘻などの診断に用いる検査です。
- 逆行性排尿時膀胱尿道造影(VCUG4))
- 膀胱を造影剤5)で膨らませ、膀胱の変形、欠損像などを見ます。
- 膀胱憩室、腫瘍、外傷、膀胱瘻などの診断に用いる検査です。
この検査は他人の前で排尿しながら撮影しますので、患者さんの羞恥心をできるだけ取り除きスムーズに進行するように配慮しています。
造影撮影の合計3枚を撮影します。
- ① 検査台にあおむけになっていただき、尿道より膀胱内までカテーテルを挿入します。
- ② 残尿をすべて抜きます。
- ③ 希釈した造影剤(ヨード系造影剤300mL)をカテーテルより膀胱内に注入し、尿が満たされた状態で撮影します。
⇒充満時撮影(右図参照) - ④ 排尿し、尿路像を撮影します。男性は立位、女性は座位(専用の台)にて撮影します。
⇒排尿時撮影(右図参照) - ⑤ 再びあおむけになっていただき、残尿像を撮影します。
⇒排尿後撮影(右図参照)

男性・充満時

男性・排尿時

男性・排尿後

女性・充満時

女性・排尿時

女性・排尿後
- 絶食の必要はありません。
- 造影剤は尿と一緒に出ていきます。検査終了後はトイレで排尿してください。
- 妊娠されている方、またはその可能性のある方はお申し出ください。