検査紹介
Examination Info
心電図
検査にかかる時間
約5~10分

どんな検査?
脈の乱れ、胸の痛み、動悸などの症状があり、心臓に原因があると思われる場合に有効な検査の1つです。胸のちょうど心臓のあたりの表面に電極を付け、心臓が拍動するときに起こる電気信号(心臓の筋肉に流れる電流)を記録し、その波形から心臓に異常がないか調べます。その際、電極からお身体への刺激や負担はございませんのでご安心ください。

何が分かるの?
不整脈1)、狭心症2)、心筋梗塞3)を発症していないかなど、心臓の形態や機能に異常がないかが分かります。
検査の方法・流れ
- 胸と手首、足首が出るように衣類をめくりあげます。ストッキングの場合は脱いでいただきます。
- 台に仰向けに横たわっていただきます。
- 電極を装着する胸部・手首・足首の消毒のため、アルコール綿で拭きます。
- 電極を体の表面につけ、心臓の筋肉に流れる電流を記録します。力を抜き身体を動かさないでください。
注意すること
- アルコールで皮膚が荒れる方は、事前にお申し出下さい。
- 検査中にご気分が悪くなった際は、遠慮なくお申し出ください。
- 患者さんの状態や検査の流れ次第で検査の順番が前後することがあります。ご協力をお願いします。
用語・略語解説
1)不整脈
体の中で何らかの異常・障害が起こり、脈が乱れること。
2)狭心症
心筋の酸素不足により、一過性の胸部の違和感が生じる病気。
3)心筋梗塞
冠状動脈(心臓を養う血管)の一部の血液の流れが途絶えたために、その部分の心筋の栄養や酸素が不足し心筋細胞が壊死してしまう病気。
補足)心電図は英字でECG;Electrocardiogramとも略されます。