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診療科紹介

Medical Info

婦人科卵巣嚢腫

卵巣嚢腫

概要(卵巣嚢腫とは)

卵巣図

卵巣は女性ホルモンや卵子を作る重要な部分ですが、様々な腫瘍ができやすいことが 知られています。これらをまとめて卵巣腫瘍といいます。
卵巣腫瘍には、悪性と良性に分けられますが、悪性は卵巣癌、良性の疾患で多いのが 卵巣嚢腫です。
卵巣嚢腫は卵巣に水が入った袋のような腫瘤ができる疾患で、いくつかの種類に 分けられ、治療法も変わってきます。

《卵巣嚢腫の主な種類》

【しょう液性嚢腫】
  • 袋の中にサラサラした水のような液体が入った嚢腫
  • 腫瘍はこぶし大ほどの大きさまで成長
  • 両側の卵巣に発生することもある
  • ほとんどが良性。しかし中には悪性に変化しやすいものもあり注意が必要
【粘液性嚢腫】
  • 袋の中に黄色、淡白色のドロっとした粘液がたまる嚢腫
  • 大きさは、成人の頭ほどの大きさまで成長することもある
  • 片側の卵巣のみに発生することが多い
  • 多くは良性。中にはがんが隠れていることもある。
【皮様嚢腫】
  • 毛・歯・骨・皮脂分泌物などが内部にできる嚢腫
  • 嚢腫大きくなると下腹部痛など様々な症状現われ、緊急手術が必要となることも
  • 若い女性に発生しやすい
  • 両側の卵巣に発生することもある
  • 多くは良性だが、高齢者では一部が悪性化することもあり注意が必要
【子宮内膜症性嚢腫】
  • 子宮内膜症が卵巣内に発生した嚢腫で、チョコレート嚢腫とも言わる
  • 嚢腫が大きくなると、腹痛や下腹痛などの症状が現れる
  • 40歳以上で4cm以上のものは卵巣癌に変化することもあり注意が必要
  • 破裂することもあり、急激な痛みから緊急手術が必要になることも
  • 不妊症の原因ともなる

卵巣嚢腫の症状

  • 卵巣嚢腫は自覚症状がないことが多く、婦人科を受診した際に発見されることが多い。
  • その他の症状
    • 下腹部の違和感、しこり、軽い下腹部痛
      嚢腫が大きくなると出てくる症状
    • 激しい下腹部痛、嘔吐
      嚢腫が破裂したり、ねじれた場合(捻転)に出てくる症状
      ⇒血流が途絶え、短時間で卵巣が壊死するので注意が必要
    • 激しい月経痛、腰痛、不妊症
      子宮内膜症性嚢腫(チョコレート嚢腫)の場合に出てくる症状
      ⇒破裂すると、骨盤内で腹膜炎をおこし、入院,手術が必要となる

卵巣嚢腫の治療法

  1. 付属器摘出術
    • 入院期間は約4泊5日です。
    • 卵巣腫瘍、卵管をすべて摘出する方法です。
    • 再発の危険性が減少します。
    • 卵巣癌が疑われる場合は、手術中に細胞診検査を行い、結果によっては拡大手術となる場合もあります。
  2. 付属器摘出術
  3. 卵巣腫瘍摘出術
    • 入院期間は4泊5日です。
    • 卵巣腫瘍だけを摘出し、卵巣の正常な部分は残します。
    • 将来、妊娠が可能です。
    • 卵巣癌が疑われる場合は、手術中に細胞診検査を行い、結果によっては拡大手術となる場合もあります。
  4. 卵巣腫瘍摘出術

※その他、腫瘍が小さい場合は経過観察として、外来で卵巣腫瘍の大きさを定期的に検査していくこともあります。

※子宮内膜症性嚢腫の場合は、ホルモン療法にて腫瘍の縮小を図る場合もあります。