医療法人 原三信病院
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精液検査

どんな検査?

男性の不妊治療のための検査で、患者さんから採取した精液を調べて診断します。

何がわかるの?

精液の色や数、運動率、形態、奇形の割合などの状態から、不妊が男性側によるものかがわかります。
 (正常値)
■精液量:2.0mL以上
■精子濃度:2000万/mL以上
■精子運動率:50%以上
■奇形率:50%以下

検査の流れ

正確な診断のため、より元気な精子で検査を行う必要があります。検査前まで2日以上7日間以内で禁欲期間を設けてください。
①マスターベーションによる採取を原則とし、容器に精液の全量を採取していただきます。
②ご本人確認のため、氏名と生年月日をおたずねします。

~採取後の技師による検査~
①精液を室温に約15~30分間何もせず置いておきます。
②色調や粘調度、PH、精液量を算出します。
③精子用計算板に精液を10μL落とし、顕微鏡で見て、精子数・運動率・奇形率を算出します。

その他

注意すること

●精液中の精子が死滅しないよう、採取後は冷やさないようにしてください。
●本人確認のため、提出時にフルネームと生年月日を確認しています。

精子凍結保存について

精液検査で正常だった方や若年性がんと診断された方への不妊治療の一環として、精子凍結保存を行っています。(-198℃の液体窒素に入ったタンクで保存)